200日移動平均線(200MA)とは?
200日移動平均線とは、200日間(過去200本のローソク足)の終値の平均のことです。
移動平均線には種類があって、単純移動平均線(SMA)、指数平滑移動平均線(EMA)、加重移動平均線(WMA)などがありますが、今回指す移動平均線は単純移動平均線(SMA)になります。
計算式は(200日の終値の合計)÷200です。
なぜ200日(200MA)なのか?
なぜ200日移動平均線なのか?疑問に思いませんか?
別に20日でも50日でも75日でも良くないですか?
なぜ200日が意識されるかというと、投資家達が非常に注視しているからです。
なぜ注視されているかというと200日は1年の大体の営業日の日数を示していて、この1年を通じて価格の軌跡になっているので、その価格付近で決済や新規エントリーが入りやすいです。
他にも5日→1週間、20日→1ヶ月、75日→3ヶ月の平均価格を示しています。
こういった理由があり、200日移動平均線というのはとても意識されています。
どの時間足の200MAが強いのか?
200MAと言っても、どの時間足に当てはめるかによって当然ながら、意識のされ具合が異なります。
【意識される強さの順番】
強 | 日足→4時間足→1時間足→30分足→5分足→1分足 | 弱
基本的には時間足が長ければ長いほどその200日移動平均線は意識されることになります。
なのでトレードする際は長い時間足から短い時間足にかけて分析するようにして下さい。
200日移動平均線(200MA)の手法
200日移動平均線には大きく分けると4つの局面がありますのでそれをまず説明します。
- トレンドに乗っている局面
- 横ばいで推移している局面
- トレンドの始まりの局面
- トレンドの終焉の局面
これら4つの局面ごとに戦い方が異なってくるので気をつけて下さい。ただ単に200MAだけで簡単に勝てるほど相場は甘くないです。
また、200MAだけでなく、20日移動平均線(20MA)と75日移動平均線(75MA)も併せて使います。短期・中期・長期の3つの移動平均線を組み合わせることによって200日移動平均線の強みを活かす事ができます。
❶トレンドに乗っている時の手法
これはNYダウの1時間足になります。トレンドに乗っている時のエントリーは非常に簡単です。
このように、20MA、75MA、200MA全てが右肩上がりになっています。なので、200MAにタッチすれば脳死エントリーすれば大丈夫です。
相場の特徴として、だらだら買われて急に落ちるので、買いの200MAに関しては強気にいって大丈夫です。特にダウやナスダックのような株価指数はそもそも「買い」に対する期待値が為替に比べると高いのでチャンスです。
また、トレンドを把握するために「トレンドライン」や「チャネル」を当てはめて下さい。
それらを当てはめた画像が下記になります。
さっきよりも分かりやすくないですか?
このように「トレンドライン」や「チャネル」を活用することでより、「トレンド」が可視化されて分かりやすいです。
なのでこれはトレンドかな?と疑問に思ったら当てはめることでエントリーポイントと利確ポイントが見えてきます。
また、天井や底を判断するにはチャートパターンを覚える必要があるのでこちらの記事も併せて見てみて下さい。
【まとめ】
- 「チャネル」「トレンドライン」で流れを確認
- 200日移動平均線が上向きor下向き
- 長期足になればなるほど有効
- トレンドに乗っていたら脳死エントリー(損切り必須)
❷横ばいで推移している時の手法
横ばいで推移している時は200MAはほぼ機能しないと考えてください。
下記の画像はダウの1時間足のボックスレンジの状態です。
こうなってしまうとこの時間足での戦いは無理なので諦めて、短期の時間足に落とし込んでください。
1時間がダメであれば30分足、ダメなら15分足、ダメなら5分足のように短期足で分析して下さい。短期に落とし込んでもダメな場合はどちらの方向に行くか分からないのでトレードするのは諦めて下さい。
このようにボックスレンジになった時はボックスレンジを抜けるまで待つのが鉄則です。
上記画像の1番右の黄色の丸のポイントでエントリーしても良いですが、完璧なエントリーとは言えません。なぜなら、何度もサポートしていると言ってもボックスレンジなので下に行く可能性もあるからです。エントリーするとてもこのミニクル(ミニサイクル)を上抜けしたのを確認した後にエントリーして下さい。ミニサイクルに関してこちらの記事で紹介しています。
【まとめ】
- レンジでの200MAは無意味に近い
- 長期足でダメなら短期足で勝負
- 200MAが意識されていたらエントリーしてもOK
- ただし、3.で必ず反発を確認してから
では、どうすれば完璧なエントリーができるのか?
次の「トレンドの始まりの時の手法」で説明します。
❸トレンドの始まりの時の手法
❷の横ばいでレンジを形成している時のエントリーの続きになります。
トレンドの始まりでエントリーするということは、ダウ理論における1〜5波を作り、トレンドは継続するという理論における1波や2波でエントリーすることができるので、上昇もしくは下降の5波まで取ることができるので非常に美味しいエントリーポイントになります。
ここでエントリーできれば後は寝ているだけで含み益が増えていきます。なので、できるだけここを逃さない事が重要です。
先ほどの❷のレンジでのエントリーポイントがありましたが、レンジで仕込んでおくというのも悪くありませんが、今回は先ほどよりもさらに確実性が高まったエントリーポイントになります。
具体的にどういうエントリーをするのか説明していきます。
上記画像に記載があるように、ボックスレンジを上抜けを確認したら、直近高値にラインを引いて、レジスタンスゾーンがサポートゾーンに転換する可能性があります。さらに、20MA、75MA、200MAが上を向いており、3つが交わることなく順番に並んでいる状態(パーフェクトオーダー)ので、レンジから上昇トレンドに転換している事がわかります。
なのでこのレジサポゾーンから75MAのところでエントリーし、レジサポゾーンを抜けたら損切りすれば良いのです。
先ほどのレンジでのエントリーよりも簡単です。さらに、この根拠にフィボナッチで反発ゾーンを確認してあげればより強い根拠になります。
【まとめ】
- レンジを抜けてから勝負
- レジサポゾーンの転換を狙う
- 短・中・長期MAのパーフェクトオーダー
❹トレンドの終焉の時の手法
トレンドはいつまでも続くことはありません。いつかトレンドも終わりを迎えます。そのトレンドの終わりを狙う手法になります。
今まではトレンドをフォローしながらのエントリーでしたが、今回は逆張りのエントリーになります。逆張りでエントリーするときは反転のサインが出ているのか?をしっかり確認して下さい。
反転のチャートパターンに関してはこちらを確認してください。
これは❶で説明したトレンドでのエントリーポイントの終焉になります。
どのようにこのトレンドの終わりでエントリーするのか?説明します。
まず、高値圏や安値圏の終焉では天井や底のサインが現れます。今回は三角保ち合いですが、これが三尊であったり、ダブルトップやボトムなど様々です。
さらにそれに加えて、トレンドラインもブレイクしてきます。そうなると、どれだけ強い200日移動平均線でも貫通してしまいます。なのでトレンドブレイクや天底のサインが出たらトレンドの終焉なので警戒して下さい。
逆に言えばトレンドが終われば新しいトレンドが始まる合図なのでチャンスです。
この三角保ち合いで下抜けて一度戻ってきたところでエントリーもしくは、200日移動平均線も同様にレジサポ転換のゾーンとして活用できるので、200MAを抜けてから、再び200MAに戻ってきたところはチャンスになります。さらに200MAの反発を確認してからのエントリーでも遅くないのです。
【まとめ】
- 天井・底のチャートパターンを形成
- 「トレンドライン」「チャネル」のブレイク
- 200日移動平均線はレジサポ転換になりえる
超重要な損切りの話
こんなに簡単に言ってますが、思い通りにいかないときはもちろんあります。勝率100%なんて不可能です。
もし仮に200MAを抜けたら必ず損切りをして下さい。負けを認める事は勝利への一歩です。チャンスは逃げないので、来るまでひたすら待っていて下さい。
また、これらのエントリーポイントはあくまで一例なので例外はもちろんあります。
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