単語集

相場解説

仲直とは

外国為替市場には対顧客市場とインターバンク市場(銀行間取引)の二種類があります。
このうち対顧客市場では、個人が旅行に行く際の銀行での両替やトラベラーズチェックの購入、また事業法人によってはあらかじめ決められた取引レートを用いて取引が行われます。

市場は常に変動しているので、一人一人の小額の両替などにいちいち取引レートを提示するのは大変です。インターバンクでのレートは言わば「卸売り価格」で、これに手数料を加えたものが個人や企業に対する提示レートとなります。通常は午前10時頃(だいたい9時55分)に、各銀行がその日の市場の相場展開を見ながらその日の仲値を設定し、これに手数料を加えたものを取引用に提示します。

また午前10時頃は、「仲値」を狙った投機的な動きなどが出る場合があります。

実需

国境をまたぐ貿易の決済や旅行代金、金利配当の受け取りなどです。

例えばトヨタで言えば、アメリカで売れた車の売上は米ドルで計上されるので、それを円に直して税金を納めたり、給料を払ったり、しています。他にもソフトバンクのように海外企業を買収する時には日本円をドルやユーロに変えて買収します。

こう言った実際の需要によって為替の交換がされることを実需と言います。実需筋とも呼ばれます。

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