FXにおいて資金管理は最も重要と言っても過言ではありません。
その中でも短期間に多くのトレードを行うスキャルピングでは資金管理が雑になりがち
です。この記事ではスキャルピングの特徴と資金管理の方法を解説いたします。
また、スキャルピングの手法に関して知りたい方は下記の記事を参考にして下さい。
まずはスキャルピングの特徴をしっかり理解しよう!
適切な資金管理を行うために、まずはスキャルピングの特徴を理解しましょう。
スキャルピングとは数秒から数分の短い保有時間で売買を繰り返す手法です。
保有時間による手法の区分としては他にデイトレード、スイングトレード、ポジショントレードがあります。ポジンションの保有時間が短い方から次の通りとなります。
次にスキャルピングの主なメリット・デメリットを見ていきましょう。
スキャルピングのメリット
スキャルピングのメリットをトレードに活かすでござる
スキャルピングのデメリット
デメリットをしっかり理解しておかないと痛い目に遭うので注意が必要でござる
スキャルピングとは?
スキャルピングにおける資金管理とは
次に、スキャルピングにおける一般的な資金管理の方法について説明します。
スキャルピングにおける資金管理の特徴としては、ときには数秒の短時間でトレードを行う性質上、利幅や損失幅、取引通貨数をトレードを行うごとにその都度計算することは困難です。
そのため、利幅、損失幅、エントリーするロット数を予め設定しておく必要があります。初心者がやりがちなのは、その時に売買できる最大レバレッジで適当にトレードしてしまうことです。戦略のないトレードは厳禁と心得ましょう。
具体的な資金管理方法について次の手順で考えていきます。
資金管理について詳しく方はこちらの記事を参考にして下さい。
①許容損失額を設定する
一回のトレードで失っても許容できる金額を設定しましょう。一般的には保証金の2%以内が適切とされますが、短期間に売買を繰り返すスキャルピングでは更に低く設定し、1%以内とするのが一般的です。
ポイントとしては、マイナスでも冷静に損切りできる金額にすることです。損切りすることは損失を確定させることなので、金額が大きすぎるとかえって心理的に損切りすることができなくなります。
いつかレートが戻って来てくれると思って損切りしないと、いずれ大きな損失となります。
まずは許容損失額は心理的に負担のない少額からはじめ、徐々にあげていくことをおすすめします。
資金管理できるツールはこちらからダウンロードできます。
メンタル管理に関しては下記の記事を参考にして下さい。
②自分の勝率を知る
ロット数を計算するには、自分の勝率を知る必要があります。勝率が70%の人と、45%の人では必要な利益幅や損失幅が異なります。勝率を知るためには、普段から自分のトレードを記録しておくことをおすすめします。
また、初心者の方は、まずは勝率45%程度を目標として、トレード結果に合わせて調整していくべきでしょう。FXはレートが上がるか下がるかの2択なので適当にトレードしても勝率は50%に収束しそうですが、スプレッドコスト(売買手数料)が必要なため実際の勝率は50%以下になります。
③必要なリスクリワードを知る
リスクリワードとは利幅と損失幅の割合のことです。
例えば、利幅を2pips、損失幅を-1pipsと設定すると、そのトレードのリスクリワードは2対1ということになります。利益をあげるために最低限必要なリスクリワード(言い換えれば破産しないために必要なリスクリワード)は許容損失と勝率から導き出すことができます。
下図は有名なバルサラの破産表という、許容損失、勝率、リスクリワードから破産する確率を計算したものです。下図は許容損失2%で計算されています。
ここで言う破産とは、保証金がゼロとなることです。
例えば勝率45%の場合はリスクリワードが1対1以下の場合はいずれ100%破産してしまうことがわかります。
②で初心者が目指すべき勝率はまずは45%と述べましたが、破産しないためのリスクリワードは2対1以上必要ということになります。
バルサラの破産確率について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にして下さい
④利幅と損失幅を設定する
必要なリスクリワードが③でわかりました。次は利幅と損失幅を設定します。スキャルピングは小さな値幅で行う取引ですので、利幅は1〜5pips程度とするのが一般的です。リスクリワード2対1とした場合、損失幅は0.5〜2.5pipsということになります。
ただし、損失幅にはスプレッドコストを入れる必要がある点に注意です。
また、損失幅を狭くしすぎると、いわゆる損切り貧乏になってしまいますので、注意して設定するようにしましょう。
⑤取引通貨数を設定する。
いよいよ、最後に取引する通貨数を設定します。1pipsあたりの変動幅は、図2の通りとなります。
図2の通り、1pipsの変動は1通貨あたり0.01円となるので、取引通貨数は許容損失額÷0.01÷許容損失pipsで計算できます。
例えば、保証金10万円、許容損失1%、勝率45%、リスクリワード2対1、利幅は4pips、損失幅は−2pipsで設定した場合を考えてみましょう。
(例)取引通貨数の計算方法
・許容損失額 =10万円×1%=1千円
・取引通貨数 =1千円÷0.01÷2pips =5万通貨
例の場合では5万通貨で取引した場合、仮に-2pipsの損失となった場合でも想定通り1千円の損失で済むわけです。
スキャルピング資金管理まとめ
最後に〜トレード結果を向上させるには〜
この記事で計算した方法でトレードを繰り返せば理論上は利益をあげることができるはずですが、実際には勝率やリスクリワードが想定通りに行かないことも多いと思います。トレードを向上させるには、日々のトレードの記録をつけて、定期的に見直すことがおすすめです。
スキャルピングでは何度も取引を繰り返すため、すべての記録をつけることは難しいので、一日の取引のうち印象にのこったトレードだけでも記録をつけることが成績向上の鍵となります。
トレード日記のメリットを知りたい方はこちらの記事を参考にして下さい。
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