FX ハイレバ&資金管理で口座を破綻させずに資金を増やす方法

FX

FXの魅力の一つに、高いレバレッジをかけたトレードが可能であることが挙げられますが

皆さんはハイレバレッジにどのようなイメージをお持ちでしょうか?

「ハイレバレッジ=危険」

「ハイレバレッジ=ギャンブル」

と考えている方も多いのではないでしょうか。

レバレッジを高くすると少資金から大きな資産を形成できる一方で、当然ながら損失が大きくなるリスクもあるので、危険だと考えるのは自然と言えるでしょう。

しかし、リスクを恐れるあまりハイレバレッジを避けるのはFXで投資を行う最大の利点を放棄しているのと同じです。

詳しくは後述しますが、ハイレバレッジで損失を被るのは資金管理ができていないためであり、実は低レバレッジでもハイレバレッジでも原因は同じです。

つまり、FXで損をする原因は「レバレッジの高さ」ではなく「不十分な資金管理」であり、資金管理が適切にできていればハイレバレッジもうまく活用できるということです。

今回は「ハイレバレッジを味方につけた資金管理」を説明しますので、ぜひご参考にしていただければ幸いです。

レバレッジの基礎知識

レバレッジとは本来は「てこの原理」の意味です。

てこの原理のように小さな力で大きな物を動かすことから転じて、投資におけるレバレッジとは少ない証拠金を預けることで、本来取引できない金額の取引ができることを意味します。

イメージは次の通りです。

てこの原理

【取引例1】

証拠金10万円でドル円をレート1ドル100円で買う場合の最大購入数

・レバレッジなしの場合  ⇒ 10万円 ÷ 100円=1千ドル

・レバレッジ25倍の場合 ⇒ 10万円 ÷ 100円 × 25倍2万5千ドル

25倍の量を取引するということは損害が出た場合も25倍になるからやはりハイレバレッジは危険だ!とお思いかもしれません。

しかし、考え方を少し変えてみましょう。  

【取引例2】

1千ドルをドル円レート1ドル100円で買う場合の必要証拠金

・レバレッジなしの場合  ⇒ 1千ドル×100円=10万円

・レバレッジ25倍の場合 ⇒ 1千ドル×100円÷25倍=4千円

同じ数量を取引するのに必要な証拠金は25分の1でよいことがわかります。

つまり、ハイレバレッジの最大のメリットは、

適正な通貨量(ロット数)を少ない資金で取引できる

ことなのです。そして、少額でトレードできるということは、

適正な通貨量(ロット数)でトレード回数を増やせる

ということです。

実はハイレバレッジで損失を大きくしてしまうのは、適正以上の取引数(ロット数)をトレードしてしまうからなのです。そしてハイレバレッジの利点とは、1回のトレードで一か八かで大きなロットで取引できることではなく、期待値が高いトレードを多くできることにあるのです。

当たり前のことを言うなよ、とお思いかもしれませんが、このことをしっかりと理解してハイレバレッジの利点である、トレードチャンスを多くできることをトレードに活かす事が重要です。

※Pips幅から資金に対するリスク%を取得し、自動でロット計算できるツールのダウンロードはこちら

ハイレバレッジを味方につけた資金管理方法

それではいよいよ、具体的な資金管理方法について説明します。今回は下記2つの方法をご紹介します。

資金管理方法
  • ①口座証拠金でリスクコントロールする方法
     ⇒損切りが苦手な方、コツコツドカンしてしまう方におすすめ
  • ②小ロットからでも高い利益を狙えるピラミッティング
     ⇒やっぱり一回のトレードで高い利益を狙いたい人におすすめ
  • ③ハイレバスキャルピングで損切りを浅くする
     ⇒損切りを浅くして短期売買を繰り返す

❶口座証拠金でリスクコントロールする

皆さんはついつい損切りのラインをずらしてしまい、みるみる含み損が大きくなり、切るに切れない金額まで含み損が膨らみ最終的にはロスカットで口座の証拠金を大きく減らすといったことをやったことはないでしょうか?

いわゆるコツコツドカンの”ドカン”の部分です。

適切な損切りは、どんなにトレードが上達しても常に悩ましい存在です。

また、人間はメンタルに行動が左右されます。普段は簡単に損切りができる人も、負けが続いた後などは正常な判断ができなくなるものです。

損切りに頭を悩ますぐらいなら、資金管理を無視して、最初から損切りを放棄して口座証拠金でリスクコントロールする方法が、取引する口座に、必要最低限の証拠金のみ入れる方法です

具体的な手順例は以下の通りです。

【手順例】投資資金100万円の場合

(1)許容損失額を決める

一回のトレードで許容する損失額を決めます。通常は2%以内にするのが良いとされています。今回の例では2%とします。

許容損失額=100万円×2%=2万円

(2)取引業者のロスカット水準分を加える

各FX業者には損失が一定水準以上になると自動で強制決済される仕組みがあるので、その水準分を加えます。今回は50%とします。

2万円÷(1ー50%)= 4万円

(3)4万円だけ入金してトレードする。

(注意点)

・国内FX業者の場合、追加保証金いわゆる追証に注意!ただし、追証が発生するような場合は口座にお金が入っていても同じ。  

・銀行等の入出金手数料に注意

(4)トレードの成功、失敗に応じて(1)から再度計算して口座残高を調整する。

以上のように口座に入金する証拠金でリスクをコントロールする方法は、レバレッジを高くできる(=証拠金が低くても取引できる)FXならではの方法と言えます

❷小ロットからでも高い利益を狙えるピラミッティング 

ピラミッティングのイメージ

ピラミッティングとは上手くトレンドを捉えた時に、増える含み益に応じてポジションを追加していく方法です。いわば、ナンピンの逆パターンです。レバレッジをかけなければ複数ポジションを持つことはできないため、ハイレバレッジを上手く活用した資金管理方法と言えます。

ピラミッティングの手順を以下のトレード例から説明していきます。

トレード例:投資資金100万円、許容損失1%、1通貨の変動幅0.01円

(1)1回目エントリー
1回目のエントリー

1回目のエントリーは通常通りに行います。

今回の例では、長く続いたレンジからのブレイクした後の押し目買いを狙い、ロングでエントリーします。損切りはレンジの下限ー20pipsに置きます。

①エントリーでの通貨枚数の計算は以下の通りとなります。

許容損失額=投資資金100万円×1%=1万円

ポジション枚数=1万円÷0.01÷20pips=5万通貨  

(2)2回目エントリー
2回目のエントリー

1回目のエントリーが上手く含み益になり、上昇トレンドを形成していきそうなので更に押し買いで2回目のエントリーを行います。

この時①の損切り注文(−20pips)を+5pipsの指値注文に上方修正します。これで1回目のエントリーは最低でも+5pipsが確定します。

次に②エントリーの通貨枚数を計算します。この時許容損額は①の確定利益分とすればピラミッティングが失敗してもこの時点で損失なしで終われます。

強気で攻める場合は許容損失額を1%に増やし、守りに入るなら許容損失額を減らしてもいいでしょう。

②エントリー通貨枚数の計算

許容損失額(①最低利益分)=5万通貨×5pips×0.01円=2500円

ポジション枚数=2500円÷0.01÷15pips=1万6千通貨(百通貨以下切捨)  

(3)3回目以降のエントリー
3回目のエントリー

上昇トレンドが続く限り2回目エントリーで行ったように、押し目買いと決済位置の上方修正を繰り返します。

3回目エントリーの損失許容額は2回目エントリーの決済利益と同額にすれば、損切りになっても、1回目エントリーのポジション分の利益が確定します。

同様に4回目以降も一つ前のエントリー分の利益と相殺されるように通貨数を調整してエントリーすれば、リスクなくトレンドが続く限り利益が増えていきます。

(4)ピラミッティングの終了
最終結果

今回の例では、4回目のエントリは損切りとなり、1〜3回目エントリーは利確となりました。4回目エントリーの損失額と3回目エントリーの利益額が相殺されるように通貨数を調整していれば、1、2回目エントリー分が利益になります。

例では4回目で終了となりましたが、上手くトレンドをつかめれば、10以上のポジションとなることも珍しくありません。

また、2回目以降のエントリーはリスクがないため、メンタル的にも余裕を持ったトレードができる利点があります。

このように複数のポジションを同時に保有できるのはハイレバレッジならではの大きな利点です。

❸スキャルピングで浅い損切りにして資金管理

ハイレバレッジと言う特性を活用して、損切りを極限まで浅くし、短期スキャルピングを繰り返すことで資金管理する事ができます。

※スキャルピングの資金管理に関してはこちら

基本的にハイレバレッジでスキャルピングをする際に狙うポイントとしては
①ブレイクアウト
②水平線や移動平均線での反発
を狙うと損切りを浅くして大きな利益を狙う事ができます。

では具体的にどのようなエントリーポイントなのかを図と共に説明します。

ハイレバスキャルピングでのエントリー①

200MAで赤い陰線の髭で反発を確認し、ローソク足の確定でエントリーします。

エントリー価格は1841.639ドル、損切り価格は髭先の少し下のラインの1841.054ドル、利確価格は1845.467ドルになります。損切りを浅くすることでレバレッジをかけても、損失を少なくし、大きな利益を狙いにいく事ができます。

他にもエントリーポイントを知りたい方は下記の記事を参考にして下さい。


ハイレバスキャルピングでのエントリー②

三尊やトリプルトップのような形を形成し、ネックラインのブレイクを確認し、再び戻ってきたところでエントリーします。損切りも髭先を少し超えたところにに置いているので非常に浅い損切りです。

その後、急落し、リスクリワードも1:35と、損失の割合に対して35倍の利益を得る事ができでいます。もし仮に、100万円でリスク2%だとしたら、一撃で+70%、約70万円の利益になります。

損切りが浅い場合、レバレッジをかけてエントリーしないと、大きな利益を得る事ができないので、機会損失してしまいます。

ただし、レバレッジをかけてエントリーしている分、損切りが遅れてしまうと大きな損失を被る可能性があるので資金管理と損切りは徹底して下さい。

まとめ

ハイレバレッジの最大のメリット
  • 適正な通貨量(ロット数)を少額で取引できること
  • 適正な通貨量(ロット数)でのトレード回数を多くできること
ハイレバレッジのメリットを活かした資金管理方法
  • 口座証拠金でリスクコントロールし資金管理する方法
  • 小ロットからでも高い利益を狙えるピラミッティング
  • ハイレバスキャルピングで損切りを浅くする

初心者でトレードを無料で勉強したい方

無料トレードコミュニティを運営しておりますので是非ご参加下さい。

【無料コミュニティ特典】
  • 資金管理ツール
  • シグナルツール
  • 19年で+約7億8000万円の自動売買
  • 初心者から上級者までFXの勉強ができます
  • マーケットレポートが見れます
  • メンバー同士での交流

↓詳細をもっと詳しく知りたい方はこちら


有料コミュニティ

さらにこれら無料コミュニティのコンテンツに加えて、毎週のトレード解説をリアルタイムで行っている有料コミュニティへ参加したい方はこちら

おすすめ海外FX業者

最後にこの記事が参考になりましたらクリックお願いします

励みになりますので応援よろしくお願いします。


為替・FXランキング
にほんブログ村 為替ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 為替ブログ FX投資情報へ
にほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました